バロンドールは依然としてサッカー界において名声ある地位を保っている。選手たちは通常、チームで獲得する大きなトロフィーを目標にしているものの、フランス・フットボール誌から贈られるこの賞は、どの選手にとっても名誉あるものだ。
ブラジルはこの賞に深く関わってきたものの、近年その存在は薄れつつある。それを示すかのごとく、2023年はヴィ二シウスJrが30人の候補者中、この国の唯一の選手となっている。
前年このレアルマドリード所属のスター選手は、同国出身の2選手(カゼミロとファビーニョ)と共に候補に上がっていた。加えてブラジル人選手がこの賞を受賞したのは既にかなり前である。
世界最優秀選手として選ばれたブラジル人の一番最後の受賞者を探すには、2007年まで遡らなければならない。この年、カカがミランでの輝かしい活躍の後、クリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシを抑えて受賞。
それ以来ブラジルからの受賞者は出ていない。一番惜しかったのがネイマールで、2015年と2017年に3位だった。しかし彼は両年共、かのアルゼンチン人選手やポルトガル人選手には遠く及ばなかった。前サントスのこの選手は表彰されるのに値する全てを手にしたように思われたものの、未だ受賞には至っていない。
バロンドールを受賞したブラジル人選手は誰?
1995年に、欧州のチームでプレーする欧州国籍以外の選手にも受賞対象が拡大されて以来、ブラジルは以下4人のバロンドール受賞者を輩出している:ロナウド・ナザーリオ(2回)、リバウド、ロナウジーニョ、カカ。
1997年: ロナウド・ナザーリオ
1999年: リバウド
2002年: ロナウド・ナザーリオ
2005年: ロナウジーニョ
2007年: カカ