オンラインブックメーカーで。「キャッシュアウト」という用語を見たり聞いたりしたことがある人は多いのでは。ブックメーカーによっては、「キャッシュイン」と呼んでいるサイトもあります。
キャッシュアウトという用語を知っている人の中には、「聞いたことあるけど何のこと?」「何のために使うの?」「どうやって使うの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
このページでは、キャッシュアウトとは何か、どんな種類があるのか、何のためにあるのか、キャッシュアウトの有効な使い方を解説し、キャッシュアウトが使えるブックメーカーをご紹介します!
キャッシュアウトってなに?
キャッシュアウトとは、一度ベットした(買った)賭けを「売る」機能です。売ることで利益確定や損失を最小限に抑えることができます。
また、「間違ってベットしちゃった!」という時にも使えるのがキャッシュアウトです。キャッシュアウトのないブックメーカーでは、一度ベットした賭け金は、例え間違いであろうと、例え試合開始までに2週間の期間があろうと、取り消すことはできません。
「もしも」の時に役立つのがキャッシュアウト機能ですが、真の役目は他にあります。
キャッシュアウトはいつ利用できる?
キャッシュアウト機能は、賭けている試合が始まっても利用することが可能です。
キャッシュアウトができる期間は、試合の結末がほぼ確定となる前まで利用できます。
皆が「もうチームAが勝つな/負けるな」という事が見える時には、キャッシュアウトは締め切られていて、売却できないことがあります。
また、賭け終わってすぐでも可能な場合、試合が始まらないとキャッシュアウト出来ない試合もあり、ブックメーカーによって、そして試合によって異なります。
早めに利益確定
例えば、サッカー試合でチームAの勝利:オッズ 2.50にあなたは500ドルを賭けたとしましょう。
500ドルと言えば、多くの人にとっても大金ではないでしょうか。
試合が始まり、チームAが先に得点し、前半45分が終わり、後半の10分が過ぎたころだとします。得点は1-0ですが、チームBが盛んに攻め、何度もゴールを決めそうな場面がありました。
もし残り35分でチームBにゴールされれば、あなたの賭けは「負け」(その後、2得点目を決める十分な試合時間が残されていない場合は特に)になります。
そこで使えるのがキャッシュアウトです!
この状況で、「キャッシュアウト $1000 」と表示されていれば、試合が終わるのを待つことなく、本来のオッズ2.50倍=$1250の払い戻しを受け取る代わりに、この時点でキャッシュアウトして、2.0倍=$1000の配当で利益確定ができます。
損失を最小限におさえる
例えば、サッカー試合でチームAの勝利:オッズ 2.50にあなたは500ドルを賭けたとしましょう。
試合が始まり、チームBが先に得点し、前半45分が終わり、後半の10分が過ぎたころだとします。現時点では 0-1であなたのベットは負けています。ベットで勝つには、あと2ゴールが必要です。残り35分で2ゴール出来そうな雰囲気ではないな、と思った時、「キャッシュアウト $150 」と表示されていたとします。
ここが決断の時。残り35分で2ゴールが無理だと思えば、ここでキャッシュアウトがおすすめです。賭けに負けて$500を失う代わりに、$150は戻ってくるのですから。
なお、キャッシュアウトすればその賭けは「売却」したことになるので、キャッシュアウト額はすぐにアカウントへ戻り、その後、試合結果がどうなろうとも、キャッシュアウト額を変更、追加の払い戻し等はありません。
キャッシュアウトの種類
このように、ブックメーカー中級~上級者はキャッシュアウトをうまく利用し、利益を確定したりリスクマネージメントを行っています。
キャッシュアウトは待ちすぎるとキャッシュアウト期間が締め切られるので、なるべく早い段階で決断する必要があります。しかし「いつキャッシュアウトするか」が、キャッシュアウト機能の最も難しい点です。
そんな判断を助けるべく、一部のブックメーカーでは以下のようにいくつかの種類のキャッシュアウト機能を提供しているサイトもあります。
全額キャッシュアウト(トータルキャッシュアウト)
「キャッシュアウトってなに?」で述べた、最も一般的なキャッシュアウトがこの形態です。何も指定されていない限り、賭け金全額に対してキャッシュアウトが適用されます。
パーシャルキャッシュアウト(部分キャッシュアウト)
一部キャッシュアウト、または部分キャッシュアウトとも呼ばれるパーシャルキャッシュアウトは、賭け金の一部のみをキャッシュアウトすることができます。この種のキャッシュアウトがある場合、賭け金のいくら分をキャッシュアウトするか、金額を入金する箇所があります。
例:$100ベットして$40をキャッシュアウトしたい場合、一部キャッシュアウト額に$40と入力すると$40が即時キャッシュアウトされ、残りの$60は引き続きベットしていることになり、試合終了後、結果に応じてベット時のオッズで処理される。
オートキャッシュアウト(自動キャッシュアウト)
自動キャッシュアウトの機能があるブックメーカーでは、賭けた後に、キャッシュアウト額(払戻金)をあらかじめを設定し、キャッシュアウト額が設定した額に達すると自動でキャッシュアウトされます。これは、利益確定、リスクマネージメントの両方に使えます。
キャッシュアウトのメリットとデメリット
メリット:メリットはこれまで述べてきたような利益確定とリスクマネージメントが行えることです。キャッシュアウト機能は、無いより有る方がベット後もコントロールできるます!
デメリット:賭けていたチームが負けそうだからキャッシュアウトしたら、その後逆転して勝ち・・・キャッシュアウトしなければよかった・・・という事もあります。利益を確実に確保するためにキャッシュアウトしたものの、キャッシュアウトしなければもっと多くの払戻金があったのに・・・ということも。しかし、統計を取ると、キャッシュアウトしておいてよかった、と思う方が多いはずです。また、ブックメーカーも判断がきわどい時にキャッシュアウトを締め切るので、ブックメーカーより早い決断が必要です。
キャッシュアウトの使い方・手順
キャッシュアウトが可能なブックメーカーでも、すべてのベットでキャッシュアウトが可能なわけではありません。一部、キャッシュアウト不可の試合またはマーケットもあります。
賭けたベットの詳細は「マイベット」で確認でき、各ベットに「キャッシュアウト」表示があればキャッシュアウトが可能です。キャッシュアウト額は、状況により変動します。
キャッシュアウトの使い方・手順は:
マイベット → 確定前(ベット)→ キャッシュアウトしたいベットをクリック → 表示されているキャッシュアウト額に同意するならクリック → 「キャッシュアウトしますか?」のような再確認表示が現われるキャッシュアウト額がすぐにアカウントに入る
ブックメーカーキャッシュアウト攻略法
試合を予想してベットしたのはいいけれど、試合が始まると予想とは異なる展開になりました、さぁどうする?!
まだ逆転の可能性がある時にキャッシュアウトはできますが、ほぼ結果は見えてきたも同然、という時にはキャッシュアウトは締め切られています。
逆転の可能性が50%ならば、まだキャッシュアウトはしたくないでしょう。しかしそれが30%位だと見込んだら、キャッシュアウトをすべきです。その時のキャッシュアウト額は賭け金の20%かもしれませんし、10%かもしれません。
多くの人が、「こんな少額をキャッシュアウトしてもなぁ。だったら奇跡を願う方がいいかも」と思いがちです。しかし、スポーツベットはリスクマネジメントをすることが重要です。そして、奇跡に頼るギャンブルではありません。
勝率70~80%のベッターでも、一つのベットに負けると、その負けを取り戻すのに2~4つのベットに勝利しなければなりません。少しでもいいので、キャッシュアウトして取り戻す、これが基本です。
時に、「負けると思ってキャッシュアウトしたら逆転して勝った!キャッシュアウトしなければ・・・」という事もあるかもしれません。しかし、負ける確率が70%と判断した時点から、逆転勝ち出来るのは稀です。必ず、キャッシュアウトして正解だった、という事の方が多いはず。
キャッシュアウトする勇気を持ち、しっかりと資金管理を行いましょう!
キャッシュアウトができるおすすめブックメーカー
近年、ほとんどのブックメーカーでキャッシュアウトができるようになっています。キャッシュアウト出来ないブックメーカーの方が珍しいくらいです。サンバフットが紹介するおすすめブックメーカーの中から、特に優れたキャッシュアウト機能を提供しているサイトをご紹介します!
bet365(ベット365)
Bet365では、通常のキャッシュアウト(全額)、一部キャッシュアウト、自動キャッシュアウトの全てを提供しています。また、ほとんどのベットでキャッシュアウトが提供されています。
マイベットで各ベットを見ると、キャッシュアウトの横に3つの点が見えるはず。ここをクリックすると、賭け金のいくらをキャッシュアウトしたいのか入力する場所、そしてキャッシュアウト額がいくらに達すると自動キャッシュアウトしたいのかを入力する部分が現れます。
ライブベットで試合を追っていると、キャッシュアウトしようかどうしようかと迷っている間にキャッシュアウト選択が終了/停止されることが多いですが、賭けた時に冷静に考え、予め設定できるのが良い点です。
また、ライブで試合を追えないときも、確実にリスクマネジメントができるのでお勧め!
賭けっ子リンリン
賭けっ子リンリンには、通常のキャッシュアウト(全額)、一部キャッシュアウトが提供されています。
マイベットでキャッシュアウトしたいベットを選び、一部キャッシュアウトしたい場合は「キャッシュアウト」ボタンの横にある小さなボタンをクリックすると、金額を入力する表示が現われます。
ここに賭け金からキャッシュアウトしたい金額を入力すると、一部キャッシュアウトができます。
1XBET(ワンバイベット)
1XBETでも、通常のキャッシュアウト(全額)と一部キャッシュアウトを提供しています。
1XBETではキャッシュアウトのことを「売却」と呼んでいます。マイベットに「次の金額で売却」と金額が表示されているのがキャッシュアウトです。
また、一部キャッシュアウトは「インシュランス」と呼ばれています。マイベットの「インシュランスをかける」をクリックし、現われるレバーを左右に動かすことでキャッシュアウトする金額を設定できます。キャッシュアウト額にレバーを動かしたら、インシュランス額の表示された緑のボタンをクリックすれば、一部キャッシュアウトできます。
また、ブックメーカーではベットをするときに(特にライブベットでは)オッズが変わって、「オッズが変更となりました」という表示が現れ、それらを確認していたらまずますオッズが下がった、ということもあります。そんな時、1XBETにはベット時に以下の選択ができます。
- オッズ増加を自動で承認 → オッズが上がった場合のみ通知なしでベットができる
- すべての変更をその都度承認 → オッズが上がるか下がるかしたら、通知が現われ承認後、ベットができる
- 全ての変更を自動で承認 → オッズが上がろうが下がろうが、通知なしでベットができる
ライブベットではオッズが上がった瞬間に賭けるのがコツでもあるので、「オッズ増加を自動で承認」か「全ての変更を自動で承認」にしておくとチャンスを逃しません。
Stake(ステーク)
ステークは通常のキャッシュアウト(全額)のみですが、1XBETのようにオッズ変動の認証をカスタマイズできます。
- より高いオッズだけ受け入れる → オッズが上がった場合のみ通知なしでベットができる
- オッズの変更は受け入れられません → オッズが上がるか下がるかしたら通知が現われ、承認後、ベットができる
- 全てのオッズを受け入れる → オッズが上がろうが下がろうが、通知なしでベットができる
ベットしようとした瞬間、キャッシュアウトしようとした瞬間にオッズが変わり、「オッズが変更されました。 ベットするには、まず変更を承認する必要があります」という表示が現われることでモタモタしたくない方は、「全てのオッズを受け入れる」を選択しておきましょう。
遊雅堂
遊雅堂も通常のキャッシュアウト(全額)のみですが、オッズ変動の認証をカスタマイズできます。
ベットする際に、ベットスリップに「オッズの変更を受け入れますか?」というON/OFFレバーがあります。オッズの変更を通知なしで受け入れたくない場合はレバーをOFFにし、オッズ変更を受け入れる場合はレバーをONにすると、以下の2つから選択できます。
- オッズが上がった場合は承認 → オッズが上がった場合のみ通知なしでベットができる
- オッズの変更を承認する → オッズが上がろうが下がろうが、通知なしでベットができる
ブックメーカーキャッシュアウトFAQ・よくある質問
ここまで読まれた方は、キャッシュアウトが何たるかを理解出来たのではないでしょうか。その他、キャッシュアウト機能についてに初心者さんが疑問に思う点を集めました。
どんな時にキャッシュアウトを使うのがベスト?
キャッシュアウトは損切りとしての機能、と思っている方も多いですが、それだけではありません。あなたがアンダードッグに賭けていて、早い段階で試合をリードしているなら、早めに利益確定することもできます。資金を確実に増やす、損失を最小限におさえるという両方の使い方をマスターしましょう!
ベットをしたらキャッシュアウトボタンがありません。キャッシュアウトはできない?
キャッシュアウトボタンはベット直後から現われている場合もありますが、試合が始まって現われる場合もあります。
試合開始前にキャッシュアウトしたら、ベット額の全額が戻ってきますか?
キャッシュアウト額は試合によって、さらにマーケットによって異なります。試合開始前にキャッシュアウトしたい場合、全額戻る場合もあれば、賭け金より少し低い場合もあります。
キャッシュアウトボタンが無くなったのはなんで?
キャッシュアウトが締め切られた、または停止中ということです。試合の終盤でない限り、試合途中でキャッシュアウトボタンが消えても、また現われることがあります。キャッシュアウトしたいなら、注意深くキャッシュアウトボタンを確認すべし!